[新型コロナ関連論文]罹患率と死亡率に関するCOVID19ワクチンの耐久性、タイミング、伝搬遮断の潜在的な影響の分析

[新型コロナ関連論文]罹患率と死亡率に関するCOVID19ワクチンの耐久性、タイミング、伝搬遮断の潜在的な影響の分析

2021.05.11


 COVID-19 
ワクチンは承認され入手可能となった一方、ワクチン配布戦略はかなりの注目を集めており、その伝搬への効果、入手可能性、タイミング、耐久性の潜在的な影響に関する重要な疑問が残されています。

本研究は、感染症数理モデル(SEIR)を用いて、ワクチンの効果と接種範囲が高まる事を仮定して、入院加療と死亡率の潜在的な影響を調査しました。

また、配布のタイミングと免疫漸減の潜在的効果を基にしたワクチンの感染性の予防と予後の不確実性を評価しました。

その結果、ワクチンの高い効果が、入院加療と死亡を減じるが、伝搬遮断の益は、ワクチンの配布のタイミングによることが判明しました。

大流行の初期のワクチン接種は、後期のそれよりも効果的です。

加えて、それほど効果的でないワクチン接種も大流行の初期に加速的に摂取すれば、後期のより効果的なワクチンの接種よりも効果があるとのことです。

地域の大流行がどの段階にあるかが、ワクチンの効果を大変に左右することから、ワクチンをいつ配布するのかを検討する必要があるようです。

ご興味をお持ち頂けましたら、下のリンクをご参照くださいませ。

Analysis of the potential impact of durability, timing, and transmission blocking of COVID-19 vaccine on morbidity and mortality - ScienceDirect