[新型コロナ関連論文]COVID-19感染患者の臨床キャラクター:日本のCOVID-19タスクフォースの予備的ベースライン調査報告、COVID-19宿主遺伝子を調査するための国家協会

[新型コロナ関連論文]COVID-19感染患者の臨床キャラクター:日本のCOVID-19タスクフォースの予備的ベースライン調査報告、COVID-19宿主遺伝子を調査するための国家協会

2021.11.22

 

 COVID-19の蔓延は世界に危機的影響を引き起こし、人口間の宿主遺伝子の違いがCOVID-19の深刻さに影響を及ぼしている可能性があるとされています。

 日本COVID-19タスクフォースは、日本の70以上の医療機関に入院したCOVID-19患者の宿主遺伝子の分析を実施しており、本論文は、その患者の臨床キャラクターを描くものです。

 この結果、1,674人の患者の年齢の中央値は、59才(4571才)であり、半分以上(66.2%)の患者が男性で、半分以下(41.2%)の患者が、深刻な病状でした。

 また、致死率は、3.2%でした

 以上から、本研究は病院をベースにしたため、深刻な症状の患者が比較的多い傾向にあるが、他国と比較して、致死率は低いことがわかりました。

 今後は、患者の登録を続け、COVID-19患者の遺伝子分析を実施します。

 ご興味をお持ちいただけましたら、以下のリンクをご参照ください。

 Clinical Characteristics of Patients with Coronavirus Disease (COVID-19): Preliminary Baseline Report of Japan COVID-19 Task Force, a Nationwide Consortium to Investigate Host Genetics of COVID-19 - ScienceDirect