[新型コロナ関連論文]老人ホーム居住者における生活の質におけるCOVID-19の恐れ、寂しさ、強靭さの影響

[新型コロナ関連論文]老人ホーム居住者における生活の質におけるCOVID-19の恐れ、寂しさ、強靭さの影響

2021.10.08

 

 本研究の目的は、COVID-19蔓延中の老人ホーム居住者におけるCOVID-19の恐れ、寂しさ、強靭さの評価と、生活の質におけるこれら変数の影響と記述的な特徴の調査です。

 このため、認知症テストであるMMSEミニメンタルステート検査(MMSE)、ブリーフ・レジリエンス尺度、新型コロナウイルス恐怖尺度、高齢者孤独感尺度と、世界保健機構高齢者生活の質調査からデータを収集しました。

 この結果、世界保健機構高齢者生活の質調査とMMSEによると、慢性病疾患の病歴のある男性は、睡眠パターンが大変に身体的側面に影響されることが判明した一方、年齢・MMSEと高齢者孤独感尺度は、居住者の心理的側面に大変な影響を及ぼすことが判明しました。

 また、MMSE・高齢者孤独感尺度と新型コロナウイルス恐怖尺度は、居住者の社会的繋がりの側面に大きく影響することが判明したと同時に、居住者の環境的な側面に影響を及ぼすことが判明しました。

 ご興味をお持ち頂けましたら、以下のリンクよりご連絡くださいませ。

 The effects of fear of COVID-19, loneliness, and resilience on the quality of life in older adults living in a nursing home - ScienceDirect