[新型コロナ関連論文]フランスにおける義務的なCOVID-19ワクチン政策に関する世論:クロスセクショナル疫学研究

[新型コロナ関連論文]フランスにおける義務的なCOVID-19ワクチン政策に関する世論:クロスセクショナル疫学研究

2021.11.29

 

 フランスでは最後のワクチン非接種者へワクチン接種をすることが困難を極め、COVID-19ワクチンの義務化が議論されています。

 本著は、発表前のフランスにおけるCOVID-19ワクチン義務化への態度と、このような政策への反対意見と関係する要素を評価することを目的としました。

 このため、2021510日~23日の期間に、オンライン疫学調査を、18歳以上のフランス人と65歳以上の高齢者を代表する約3,000人に対して実施しました。

 その結果、43.0%が同ワクチンの義務化に賛成し、41.9%が反対し、15.1%が意見を決めかねていました。

 上記反対者の内、30.05%が医療従事者に対する同ワクチンの義務化に賛成をしていました。

 また、1824歳の年齢グループと2534歳の年齢グループは、75歳以上の人々からなる基準グループよりも、より著しく同ワクチン義務化に反対していました。

 COVID-19のワクチンを受ける意図がないことは、同ワクチン義務化の反対と強く関係していました。

 フランスにおけるCOVID-19ワクチン義務化の世論は、真っ二つに分かれています。

 ご興味をお持ちいただけましたら、以下のリンクをご参照ください。

 Public opinion on a mandatory COVID-19 vaccination policy in France: a cross sectional survey - ScienceDirect