2022.01.25

　COVID-19蔓延は、アメリカにおいて障害のある子供の治療サービスへの混乱を引き起こしました。

　著者らは、COVID-19流行の始めの4か月の期間における治療サービスのデリバリーの変化、子供の機能の変化等インパクトを調査し、直接的な治療サービスのロスと遠隔サービスの受領の予測要素を分析しました。

　このため、匿名のオンライン調査を５～17歳の障害のある子供の親や世話人に対して実施し、治療サービスデリバリーと子供の機能の変化を描写的に要約しました。

　その結果、調査に参加した402人の親または世話人の内、42%の子供が全治療サービスデリバリーのアクセスを無くし、34％の子供が1種類以上の遠隔治療のサービスを受けていました。

　COVID-19蔓延以前に、膨大な数の治療を受けていて、より技術的な治療にアクセスしていた子供は、遠隔治療をより受けている傾向がありました。

　40％以上の両親・世話人が子供の運動、態度、社会的、コミュニケーションのスキルにおける低下を、治療サービスの変化のせいにしており、この影響は、複数の症状のある子どもの方が大きく現れました。

　この結果は、障害のある子供への治療サービスの中断への否定的な影響を強調してます。

　ご興味をお持ち頂けましたら以下のリンクをご参照ください。

　Impact of the COVID-19 pandemic on therapy service delivery and functioning for school-aged children with disabilities in the United States - ScienceDirect