社員日記
越谷の秋
もしも怪我をしたらNO,8
こんにちは~。
リハビリは地獄!
痛い、いたいって大声を出しても容赦しない、やはりリハビリは痛いものだ!
傷口の上に手を置かれリハビリ、「そこんところ痛いんですけど」!!{う~う痛い}我慢できない!
膝の後ろと太ももが大きくうっ血している。
「その手はうっ血している箇所に当てっているんですけど」
{痛い}「手加減してください」
「それ以上曲げられませんけど」{う~痛い}限界! 休憩してもらえませんか??
「20回は無理ですけど」「10回で勘弁して」
こんな会話が毎日、毎回続くんですよ。
階段の上り下りの練習も始まり、上るのはどうにか出来ますが、痛い方を先に下る練習は
勇気が必要なので、両手で手すりによりかかり、体重を手すりにかけて降りる練習!
この1段が辛いこと。
1往復でぐったり。
非常階段で練習するので時々病院関係者が風のように通り過ぎる。
あ~自分の不甲斐無さにまた落ち込む。
リハビリは辛い。
それでも数日づつ回復をしていく。
週末はお見舞いで部屋は笑い声に変わる。
気分転換に丁度いい。
夜になると又、膝に熱が来て痛くなる、これの繰り返し。長い夜と会話がはじまる。
外がうっすら明るくなるとホッとする。今日も元気になれるんだと。
リハビリは辛い。
曲げられない膝を曲げるんだ。無理でしょ。 やはり曲げるんだ。 痛すぎる。
毎回我慢の限界。
リハビリは辛い。
病室にお見舞いに来てくれる。
ありがとう。
数時間居てくれるのは私の精神衛生上最適な時間です。
リハビリは辛い。
痛みは今も続く。
文:8Gチャレンジャー
勝沼 ブドウ
もしも怪我をしたらNO,7
こんにちは~
最近雨降りの日々ですね。
お蔭様で庭の水やりもしなくてすみます。
術後2日目からシャワーに入れる許可をもらいました。
リハビリの後、アイスノンで数時間傷口を冷やし落ち着いてからシャワーに入る。
歩行器で歩く練習をした時感動した。歩けるんだと!
この目線の位置は新鮮に感じる。たかが入院して6日なのに。
シャワーの許可が出たので同居者にボディーシャンプー、シャンプー、トリートメント
ドライヤー、タオル多め、等々リクエスト。この部屋で暮らし始めている。
冷蔵庫の中も何となく果物やドリンク、料理上手のお友達からいただく手作りのお惣菜も入っている。
シャワーに入れるのは本当に清々しい気分になります。
背中に汗もかくし髪の毛は汚れているように気もするし、ボディーシャンプーで
洗い流せるのは嬉しい!
脱衣も一人ではできないので最終的にお手伝いをしてもらいます。
傷口は3Mの防水フィルムを貼ってもらいます。何と簡単に対処できるのか、感心します。
最初は看護婦さんにドアの前で待ってもらい怪我をした箇所は看護婦さんにお手伝いを
してもらい簡単に洗ってもらいます。
多少のめまいも出ますが何しろ清潔に出来る事が救われるのでそこは多少我慢!
個室のありがたさです。個室以外は週2日と決められているので衛生上の問題もあります。
人手不足やその他負担が増えるのでしょう。
術後3日目に入ると肌が乾燥して化粧水を持ってきてもらう羽目になります。
化粧水と言っても同居人はどれだかわからない。写メで送ってもらい希望の
物を持ってきてもらう。化粧水、眉ペンを持ってきてもらう。
クレンジングやファンデーション、口紅は入院中無と決めていた。
素肌で判断をするのが医師の基本ですからね。
お日様に当たる事がないので日焼けしていた肌が少し白くなっていく。
文:8Gチャレンジャー
もしも怪我をしたらNO,6
おはよ~
手術の翌日
なんとリハビリ開始
理学療法士の補助で痛めている箇所を回復させること。
先ずは歩行器を使い歩行の練習。痛めている箇所を注意しながらゆっくり歩行。
そして防具を外し、療法士が術後の箇所を固まらないように解していく。
痛いのだ! 30分の補助リハビリが終わり熱を持った個所をアイスノンで冷やす。
数時間で熱が冷気を吸い取ってしまうので都度、看護士さんに交換してもらう。
トイレも歩行器で行けるようになった。
2本の点滴をしている。内1本は痛みを緩和してくれるようだ。でも重く痛みはある。
まあ、元気な体だったはずが一瞬で入院3日後に手術、どう考えてもこの痛みと
向き合わないと。
術後緊急入院室用で使用していた部屋を一般の部屋に移動。
これは驚くことにベッド、テレビ、冷蔵庫付きキャビネット共速やかに看護士さんが移動してくれる。私はベッドで寝たまま、廊下を移動するのだ。
移動した部屋も個室が与えられ、一人静かに社員から送ってもらった心和む本を読む。
元気になったらやれることは幾つもある。回復しないと何にもできない!
明日もリハビリが待っている。
地獄のリハビリとでも伝えましょうか。
アスリートたちが回復するのは早いです。この痛みに耐えて自分の目標を定め
日々自主リハビリを続けないと回復が遅れ一流アスリートに戻れないという危機感もあるのでしょう。強い気持ちを持ち続け術後の痛みに耐えてやっているんでしょう。
リハビリはできるだけ早くからスタートするそうです。
痛めた個所が固まらないうちにという事のようです。
半端な痛みではないので私には同じことはできません。
普通の人が元に戻る感覚ではなく、アスリートは自分が選ばれるためのリハビリですから。
その時点まで、知力、精神力、技術力を元の自分に押し上げるのは半端なしですよね。
文:8Gチャレンジャー
もしも怪我をしたらNO,5
おはよ~
手術の朝が来た。
注射針が何回も私の手に刺され血管を捜す。血管が細いのだそうだ。
私の手は数箇所内出血になり始めている。
身内の立ち合いを言われていたので親戚にお願いをした。
勿論快く引き受けてくれてホッとしました。
手術室へベッドのままで移動、看護婦さんと手術担当看護婦さんが
バトンタッチ。自分で氏名生年月日を伝える。
私は手術室が幾つもあるドアの前を通過して通された部屋は
担当の先生たちが待っていた。
手術台に移り軽い麻酔の点滴が効いて知らないうちに眠っていた。
肩をたたかれ名前を呼ばれて返事をするが完全に意識が戻ったのは
病室へ戻ってからだと思う。
病室に戻ると親戚が待っていて、少しの会話をしたような気がする。
そしてまた、眠ったようだ、軽いいびきをかいたそうだ。
入院してから痛みもあり寝付けなかったので安心と疲れも出たのかもしれない。
夕方になり親戚も帰り私は動かない足を両手で持ち上げようとしたが
固定されていていた。アイスノンで冷やし、夜中も交換をしてもらっていた。看護士さんたちは当然のようにテキパキとしてくれる。感謝!
こんな時、個室はありがたいとつくづく感じた。ほかの患者に迷惑を掛けずに済むから、
明日は少し楽になるかな?
今夜は眠れそうもない。
長い夜明けを待つ時間の長いこと。
この経験は入院手術したことのある方ならうなずいてもらえそう。
文:8Gチャレンジャー
もしも怪我をしたらNO,4
おはよ~
今朝も大自然の朝を迎えました。
はじまり はじまり
朝を迎え体温と血圧、点滴の確認、看護士さんの仕事は昼夜通し忙しい。
医療用拭きタオルが配られ暖かい拭きタオルを目の上にのせ、顔をゆっくり拭く。
ベッドを起こし朝食、割りばしも勿論自分で用意していないので看護士さんに
お願いして拝借。
朝からごはん、食べる気持ちになれない。習慣として「朝、晩は白米を食べていない」
ご飯をほとんど残し、おかずをいただいてごちそう様。
麻酔科の先生、薬剤師さん、担当医の先生が来てくれて諸説明をしてくれる。
手術日は2日後のお昼前後に決定。2番目の手術となる。
手術日が決まると気持ち楽になる。
これで回復を目指すことが出来るから。
個室なので携帯は使用許可がでた。美容院へ予約キャンセルの電話、身内に緊急入院のメール、それから それから、月末なので事務処理の対処連絡。
病室にリハビリ用のくつ、タオル、着替え、シャンプー、櫛、ティッシュ、除菌ティッシュ、等、同居人に準備してもらう。
これから病室での日常生活が始まる。
点滴が規則正しく落ちてくるのを見ながら
頑張らねばと自分に言い聞かせる。
つづく
文:8Gチャレンジャー
もしも怪我をしたらNO,3
おはよう~
早朝の雲はゆったり動いていて深呼吸したくなります。
{はい、息を大きく吸って、、、、、はいて~、、、}
はじまり はじまり
車いすでレントゲン室へ看護士さんが連れて行ってくれます。
足を下げることもできないし、痛すぎるので車いすの足の支えを90度にしてもらいざ、レントゲン室へ移動。
レントゲンの先生たちは的確に撮影をしてくれますし、言葉の親切が伝わってくるのでラックスできるように心得てくれています。感謝!
若い先生たちのやる気に感謝!
当直医の元に戻り診断結果を聞いて外科入院の部屋に運んでもらう。
運良く個室の空きがあり、私は一人痛みと戦い始める。いや一人ではない!
同居人のサポート、病院のスタッフ、知人、身内と幅が広がる。
痛みは続くけどこちらの点滴、当社お客様の点滴と知って
またまた感謝!
ありがとう、
お客様の開発した点滴で私の痛みも軽減しつつあります。
それでも神経は興奮気味で今夜は眠れそうもありません??
足を冷やし、熱も取ってくれ夜中に何度も経過を気にして巡回してくれる看護士さんの仕事ぶりに感謝!
病棟夜勤の看護士の仕事は、緊急患者が搬送されるとその分の負担も増えるので神経も使い、患者も動けないが為に小さなお願い事でも呼び出しベルを鳴らすので大忙しになるはずです。
23時が過ぎ、24時が過ぎ、2時が過ぎ、2時半が過ぎ、3時が過ぎ、4時になり、4時15分を迎え、早く明るくならないかな~期待を込めて。。。
朝を待つ。
2時間くらい眠ったのか、カーテンも自分で開けられない、そんなことで看護士さんに頼めない。
動けない自分の弱さを知る。
文:8Gチャレンジャー
もしも怪我をしたらNO,2
おはよう~。
目覚めは如何ですか。
今日は金曜日、週末の楽しいことを考えながらお仕事も頑張ってね。
前日の続き知りたかったでしょうね。
私の空想の世界です。はじまり、はじまり。。
気が付いて駆けつけてくれたのは、白馬に乗った王子様?ではなく現実的には
同居人でした。連絡が取れないので駆けつけてくれました。こんな時はどんなに
心強いか、頼りになりますよね。
これぞ「王子様」に見えてしまう錯覚??(笑)
すぐに救急車を呼んで、消防隊員が駆け付けるまで玄関先で待機してくれていました。
その間10分、堪えていたのと助かった実感、これで病院に行けると安堵しました。
いつも病院は苦手で後回しにしていましたが、今回は早くレントゲンを撮って
診断をしてもらいたい一心でした。
救急隊員は私をタンカーに乗せてサイレンを鳴らしながら近くの病院搬送先に
受け入れ可能か連絡をしていたようです。
名前を聞かれ、脈拍、血圧、通院先の飲み薬はあるか、けがをした箇所の状態等
隊長は私に穏やかに質問をしています。
搬送先も隊長が決めてくれました。
運良く、近くの総合病院の診察券を持っていたので希望が叶いました。
夜の総合病院の搬送は意外に多いんですね。
その割に病院関係者の人数がかなり少ないことも確かです。
私の怪我は即入院と診断されました。
早速入院手続きが始まり「王子様」が全ての手続きをしてくれました。
これ身内が近くにいない場合は、大変と感じました。手続きや、着替え、歯ブラシ
日常の生活が入院と同時に病室が自室(自宅)になるわけですから。
居てくれてよかった。心から感謝!
つづく
文:8Gチャレンジャー
もしも怪我をしたらNO,1
おはよう~
今朝は久しぶりに外の風が気持ちいいですね。
早起きは何だか大自然からご褒美をもらった気がします。とくとく!
「もし怪我をしてしまったら」と想像してみました。
大変、転んだ あれ、右足が動かないよ! 何で! 動けない!携帯は手が届かない場所!
誰にも連絡できない、この場所に私一人きり。
「え、このまま痛いまま時間が過ぎていくの?。。。?」
声を出してもここはビルの中、そして人も通らない時間セコムのセットは夜の
切り替え時間までセコム社員は気が付かない。退社していない社員がいるけど
応答がないことに、そこでやっとセコムが駆けつけてくれる。
私はあと数時間も待たなくてはならない。
あ~足が動かない。痛みは増してくる。私の携帯に誰か電話をしても
携帯は呼び続けるだけ。
私の足は1ミリも動けない。
やがて日が沈み、窓から色々な明かりが見え始める。と空想。
私の足は動かないので天井の壁と蛍光灯しか見えない。
転んだ時間は確か19時前。
部屋の電気はついている。
孤独! トイレにも行けない。
いや其れ処ではない。私が居ることに誰か気づいて!
「助けて~」私の声は誰にも届かない!
つづく
文;8Gチャレンジャー