酒と(その3)
2018.05.05
酒と(その3)
これまで酒が美味しいと思ったのは、何度かある。
34,5歳頃、出張先のプエルトリコのホテルで初めて飲んだカクテル、ピニャコラダ。
フランスのアルザスにあるホテルでのアルザスの白ワイン。
そして50代後半になって宿泊していた京都のホテル近くの酒店で買った京都の地ビールだ。
当時日本ではカクテル「ピニャコラダ」はなかった、たぶんなかった。
自宅で作りたくて、プエルトリコを出国する前に、本屋さんを探して、
レシピを買った。ベースのラム酒のボトルが空になるとともに
私のピニャコラダは終わった。
その後も酒はあまり飲まなかったが、京都で買った地ビールから再び酒に目覚めた。
いやビールのおいしさ、特に地ビールに目覚めた。
埼玉にも美味しい地ビールがあるに違いないとインターネットで探して
見つけたのCOEDOビール。
その中でも伽羅(キャラ)が特に好きだ。
還暦になると、どういうわけか酒が美味しいと感じ始めた。
自宅だろうと宿泊先のホテルだろうと、
夜、ほぼ毎日何かしらの酒を飲んでいる。と言ってもワインはグラス1から2杯。
日本酒で言えば、「おちょこ」に2、3杯程度と可愛いものだ。
因みに、インターネットで酒について見つけた言葉。
酒の害は酒が毒だからでなく、すばらしいが故につい飲み過ぎるからだ。 リンカーン
酒は人類にとって最大の敵かもしれない。
だが聖書はこう言っている、「汝の敵を愛せよ」と。
Alcohol may be man's worst enemy,
but the bible says love your enemy -フランク・シナトラ
私は、酒は百薬の長ではなく、百楽の長と信じて疑わない。
文:田辺熱